2016年8月22日放送「主治医が見つかる診療所」
夏の疲れの原因は内臓疲労から「内臓型冷え症」について。
10分間の全身浴で内臓の冷えを改善・予防する入浴法を紹介。
目次
手足が冷たくない「冷え症」とは?
エアコンで過度な冷えや体のだるさを感じる方もいるのではないでしょうか。
実はそれは手足が冷たくない冷え症かも?
これは内臓型冷え性といいます。
【本来の体温調節のしくみ】
寒さを感じると中心部の血流を増やし内臓の熱が奪われないよう
調節しています。
そのため手足の末端に血流が十分届かず、手足の冷えとして現れる
【内臓型冷え症】
体温を調節する働きが衰えて内臓の温度が低下
腹部を中心に冷えを感じる。
通常の冷え症と違い、手足の温度は変わらないため
発見するのが難しい。
やっかいですねー。
内臓型冷え性の原因は?
自律神経のバランスの偏り
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交感神経と副交感神経がバランスを取り合って体の機能を調節
していますが交感神経の働きが弱くなりすぎると体温を維持する働き
が弱まり内臓が冷えてしまう。
内臓が冷えると感染症に弱くなったり体全体の機能にも悪影響。
体温が1度下がる⇒免疫力が30%低下ともいわれている
内臓型冷え症になりやすい人
①アトピー性皮膚炎の方は体質的になりやすい
②一般のアレルギー体質(ぜんそく・花粉症)の方も
③腹部の手術の経験者
内臓型冷え症の症状
腸に関係してきます。
便秘ぎみでガスが溜まりやすくなります。
夏に悪化しやすい
①昼と夜が逆転するような生活を送っている人
②天気の変化で体調を崩しやすい人
③肥満気味で運動をほとんどしていない人
こんな方は自律神経が乱れがちで内臓が冷えやすい状態です。
内臓型冷え症危険度チェック
①手足が温かいのにお腹が冷える
②昼夜逆転することがある
③天気が悪い日に体のだるさを感じる
④太り気味で運動をしていない
⑤アレルギー体質である
⑥お腹が張ってガスがたまりやすい
⑦お腹を手術したことがある
1個でも当てはまると要注意です。
1日10分間の全身浴で内臓の冷えを改善・予防
自律神経を整えるトレーニングになり内臓の冷えの解消につながる
シャワーだけでは効果は期待できません。
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最初の5分間
⇒首までしっかりとお湯につかる
温度は40~42℃に設定。
水圧が体全体にかかり体の中心に血液が集まるようになる。
肩のコリにも効きます。
5分の間に湯船の中で肩甲骨をストレッチ。
ゆっくり5秒×2回
次の5分間
⇒上体を起こして胸元までお湯につかります。
頭に回る熱が減ってのぼせを防ぎ
下腹部に熱が回り内臓が温まります。
10分経ったらお湯から上がります。
注意ポイント★熱が逃げやすいので長風呂は避けましょう。
体が温まり、寝つきもよくなるそうですよ。
ぜひお試しくださいね。
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